第20回わけもんの主張 都城北諸県支会大会へ参加してきました。

本日、「第20回 わけもんの主張 都城北諸県支会大会」が開催されました。
高校生から大学生まで、12名の若者たちがそれぞれの想いをまっすぐに言葉にして、自らの経験や課題意識、そして未来への願いを語ってくれました。

壇上に立つその姿はとても凛としていて、どの発表も、地域や社会に目を向け、自分自身の言葉でしっかりと伝える力にあふれており、中でも、私の心に特に残ったのは、子どもたちの居場所づくりと、政治と生活のつながりに関する発表でした。

地域の子どもたちの居場所と支援の大切さは、議員になって携わり思うことです。また、ある発表者は、市民委員会に参加した経験を通して、行政は市民の声で動いていると実感したそうです。

そして、自分の目で見て、耳で聞いた子どもたちの声から、安心できる場所が足りていないという現実を知り、支援の場をもっと広げていきたいと、将来は自ら支援者として活動していく決意を語ってくれました。

誰かに必要とされる場所、自分を受け入れてもらえる空間、そんな居場所が、子どもたちの自己肯定感を育み、将来の夢や自立への一歩になるという話でした。

もうひとつの発表では、「政治は自分の生活とは関係ない」と思っていた若者が、実際に働き始めてから、税金・物価・公共交通などを通して政治は生活そのものと気づいたという体験が語られました。私もそうでしたが、政治が自分ごとになる瞬間は、自分がその立場にたったり、その状況を考えた時からはじまります。

SNSを通じて政治に触れる機会が増え、何も言わなければ変わらない、自分の一票が未来をつくる、そんな言葉に、思わずハッとさせられました。

そして私は、議員としてというよりも、一人の大人として、この若者たちの声に深く考えさせられました。

若い世代がこんなにも真剣に、社会をより良くしたい、自分にできることを探したいと向き合っている。

それに対して、私たち大人はどう応えるべきなのか。
ただ「政治に関心を持って」と呼びかけるだけでなく、安心して声を上げられる社会、その声を受け止める仕組みを整えていく責任があると思いました。

声を上げた若者が報われる社会へ
居場所を求める子どもたちに手が届く支援を。
働く若者が「政治を知ってよかった」と感じられる環境を。
そして、「自分の意見が社会に届く」と実感できる未来を。

この大会は、私にとっても議員としての原点を思い出させてくれる、大切な時間となりました。

子どもたちや若者の声は、「未来の声」であると同時に、「今の社会を映す鏡」でもあります。

地域に生きる一人として、これからも耳を澄まし、声を聴く姿勢を大切にしながら、若い世代と一緒に、未来を描いていきたいと思った今日でした。