皆さん、こんにちは。
発言順位 6番、中原美穂です。
通告に従いまして、同日選挙の効果最大化について質問いたします。
選挙は、民主主義の原点であります。
その一票を、いかに投じやすくするか。
そして、その制度をいかに効率的に運営するか。
これは行政に課せられた重要な責務であると考えます。
まず、他自治体の取組に触れさせていただきます。
宮崎県新富町では、九州で初めて電子投票が導入されました。
タブレット端末を活用することで、有権者の投票操作は1票あたりおよそ15秒で完了し、開票作業も、これまで30人以上必要であった職員が13人に減員し、開票時間も22分から40分と従来の半分以下に短縮できるとされています。
さらに、紙の投票用紙と異なり書き間違いがなく、杖をつきながらの方や子ども連れの方でも投票しやすいなど、投票環境の改善という点でも効果が期待されています。
一方で、システム利用料は約1,150万円とされ、従来の選挙費用のおよそ2倍程度になる課題もあります。しかし、そのうち約500万円は国の交付税措置の対象とされており、費用対効果についての議論が続いている状況であります。
こうした課題はあるものの、マイナカードとは別の形で進む選挙のDX取組として、投票所における紙から電子への転換や、開票作業の人員削減・時間短縮など、利便性向上と職員負担の軽減の両立を目指した新しい挑戦である点は注目すべきであります。
今回、三股町では町長選挙と町議会議員選挙が同日に実施されます。
投票率は偶然上がるものではありません。
環境整備と戦略の積み重ねによって高められるものであります。
この機会を単なる日程上の一致と捉えるのか。
それとも投票率向上と業務効率化を同時に考える契機とするのか。
そこに行政の姿勢が表れると考えます。
選挙制度もまた、時代に合わせて進化していく必要があるのではないでしょうか。
選挙は行政が行う最大の住民参加の機会であります。
だからこそ、その環境をどれだけ整えられるかは、自治体の姿勢そのものだと考えます。
投票率をどう高めていくのか。
若い世代にどう関心を持ってもらうのか。
そして、この同日選挙という機会を、どのように町の行政運営の改善につなげていくのか。
町長として、この選挙をどのような契機としていこうと考えておられるのか、
その基本的なお考えも併せて伺いたいと思います。
★質問1.まず、投票率向上の具体的取組について伺います。
令和4年度の投票率は、町長選挙50.45%、町議会議員選挙50.43%であり、町議会議員選挙については前回より8.6ポイント上昇しております。この点は、まず評価すべき成果であります。
しかしながら、若年層の投票率は依然として高いとは言えない状況にあります。
そこで伺います。
今回の町長選挙、町議会議員選挙の同日投票にあたり、町として投票率向上に向けてどのように取り組みを行うのでしょうか。
また若年層に向けた投票率向上の具体的な施策は検討されているのでしょうか。
さらに、期日前投票の利用率を高めるための取組みについてもお示しください。
SNSやデジタル媒体の活用について、具体的にどのような内容を、どのような方法で発信されているのでしょうか。
選挙管理委員会として、従来の周知にとどまるのか、それとも成果を意識した新たな取組を行うのか。
本町としての考えや戦略があれば、明確に示していただきたいと思います。
残りの質問は質問席にて行います。
★質問2 投票率の分析と検証について伺います。
投票率を公表することと、その数字を分析し、改善につなげることは全く別の問題であります。
令和4年度の町長・町議会議員選挙の投票率結果を踏まえ、町としてどのような分析を行い、その結果をどのような改善策につなげたのか伺います。
具体的には、世代別投票率の分析、期日前投票利用率の分析、投票所別の投票状況の傾向分析、これらを実施しているのか、また、その分析結果に基づき、どのような改善策を講じたのかを明らかにしてください。
さらに、今回の同日選挙終了後には、同様の分析を実施し、課題の整理と改善の検討、そして町民に分かりやすい形での公表まで行う考えがあるのかを伺います。
★質問3 次に、選挙費用と費用対効果の検証について伺います。
選挙は民主主義の根幹であり、その運営には多くの公費が投入されております。
令和4年度の町長選挙および町議会議員選挙における支出額は、約1,873万円でありました。
税金で実施される以上、その内容や効果については町民に分かりやすく説明されるべきであると考えます。
そこで伺います。
4年前の同日選挙において、単独実施との比較など、費用対効果の検証は行われたのでしょうか。
また、その結果はどのような内容であり、町としてどのように評価しているのか伺いします。
さらに、本年度の同日選挙においても、投票所設営費・人件費・公費負担などの経費を整理したうえで、同日選挙として実施したことによる効果や課題について検証を行う考えはあるのでしょうか。
あわせて、その検証結果を町民に分かりやすく公表し、今後の選挙運営の改善や制度の見直しに
★質問4 最後に、若者の政治参加と次世代育成について伺います。
18歳選挙権開始以降、本町における18歳から29歳までの投票率はどのように推移しているのでしょうか。
若い世代の政治参加は、町の将来に直結する重要な課題であり、投票率は本町の未来を映す指標であります。
そこで伺います。
高校との連携による主権者教育・模擬投票の実施・SNSや動画を活用した分かりやすい情報発信これらを含め、次世代育成の機会として活用する取組を検討しているのでしょうか。
今回の質問を通じて申し上げたいのは、同日選挙の是非そのものではありません。
本町では4年前にも同日選挙を実施しております。
だからこそ問いたいのは、この4年間で、何を検証し、何を改善し、今回どのように進化させているのかという点であります。
同日実施を、単なる日程調整として繰り返すのか。
それとも、前回の経験を踏まえ、町民参加をさらに高める機会とするのか。
そこに行政の姿勢が表れると考えます。
4年前よりも一歩前へ進んだ同日選挙となることを求め、同日選挙の効果最大化についての質問を終わります。
続きまして、事項2の行政窓口におけるキャッシュレス決済導入について 質問いたします。
★質問1
まず、三股町役場窓口における支払い方法の現状について伺います。町民が役場で支払いを行う場面は、・各種証明書の発行手数料・施設使用料・保育料など日常生活に直結するものが多くあります。一方で、民間ではクレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレス決済が急速に普及し、現金を持ち歩かない生活が、すでに一般的になりつつあります。
そこで伺います。
現在、三股町役場の窓口において、クレジットカードやQRコード決済等のキャッシュレス決済は導入されているのでしょうか。導入されていない場合は、その理由を伺います。
また、現時点での支払い方法の対応状況を具体的にお示し下さい。
併せて、町民の利便性という観点から、現状をどのように評価しているのか伺います。
★質問2
次に、キャッシュレス決済導入の必要性に対する町の認識について伺います。
近年、キャッシュレス化が急速に進み、日常生活ではクレジットカードやQRコード決済を利用する町民が増えております。
そのような状況において、役場窓口における支払い方法が現金中心であることについて、町民の利便性向上、来庁時の負担軽減、職員の現金管理業務の軽減といった観点から、町はどのように認識しているのか伺います。
★質問3 次に、近隣自治体における導入と評価について伺います。
隣接する都城市では、市民課、税関連窓口をはじめ、都城島津邸や歴史資料館、さらには公立保育園・幼稚園、総合支所、地区市民センターなど、幅広い窓口業務においてキャッシュレス決済が導入され、実際に運用が進められております。
このように、近隣自治体では、行政窓口等においてキャッシュレス決済が導入されおり、本町としてこれらの導入状況をどのように把握しているのか。
また、近隣自治体で実施されている取組について、本町としてどのような検討を行ってきたのか、具体的にお示しいただきたいと思います。
★質問4次に、三股町における導入可能性と段階的整備について伺います。
キャッシュレス決済の導入については、一度にすべての窓口業務で実施することが難しい場合もあると考えます。
しかし、証明書発行手数料や施設使用料など、比較的導入しやすい分野から開始することは可能ではないでしょうか。
例えば、まずは限定的な範囲でモデル的に導入し、課題や費用対効果を検証しながら段階的に拡大していく方法も考えられます。
本町として、こうした段階的な導入する考えはあるのでしょうか。また、モデル的導入を含めた具体的な検討を行う意思はあるのでしょうか。
町の見解をお示し下さい。
★質問5
最後に、導入に伴う課題と対応について伺います。キャッシュレス決済の導入に伴う決済手数料、システム導入費、セキュリティ対策、運用体制の整備など、一定の課題があることは承知しております。しかし、課題があるから導入できないのか、それとも課題を整理したうえで前向きに検討していくのか、そこに町の姿勢が表れると考えます。本町として、これらの課題をどのように整理し、どのような対応を検討しているのでしょうか。
行政改革というと、大きな制度改革のように聞こえるかもしれません。
しかし実際には、町民が日常の中で感じている小さな不便を、一つずつ改善していくことこそが、最も実感のある行政改革ではないでしょうか。
キャッシュレス決済の導入も、決して大きな制度改革ではありません。
しかし町民にとっては、確実に利便性を高める一歩になります。
社会は確実に変化しています。
現金を持たない生活が広がり、利便性や効率性の向上は当たり前の時代となりました。
その中で、役場窓口だけが従来通りでよいのか。
前例がないから、課題があるからと立ち止まるのか。
それとも、課題を整理しながら前へ進んでいくのか。
そこに行政の姿勢が表れると考えます。
4年前、私は役場トイレの石鹸設置について一般質問を行いました。
その後、簡易型からプッシュ式へと改善されました。
また、3年前に提案したYouTube配信についても、今回予算化され、6月以降実施される予定です。
さらに、おくやみ窓口の設置についても、質問を契機に前進が見られました。
いずれも決して大きな制度改革ではありません。
しかし、声を受け止め、検討し、実行に移せば、行政は確実に前へ進むという一例であります。
改革とは、大きな号令ではなく、一つ一つの改善の積み重ねであると考えます。
キャッシュレス導入も、その延長線上にある取組ではないでしょうか。
できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考える。
その姿勢を行政に求めたいと思います。
お聞きします。町長は、三股町の行政がこれからも前例を守る行政であるべきとお考えなのか、それとも町民の暮らしに合わせて改善を重ねていく行政であるべきとお考えなのか。
最後に、そのお考えをお聞かせいただければと思います。
三股町が、変わらない役場ではなく、時代に応じて進化し続ける役場であることを強く期待し、本質問を終わります。
ありがとうございました。