
突然の電話でした。
姉から「裕翔が…脳出血、頭蓋骨骨折で…」と。
泣きながら家で話す姉の声を聞き、すぐに飛行機を手配し、まず姉を兵庫へ向かわせました。
裕翔は当初、「頭が痛い」とかすかに話せていたそうですが、数日経つと、言葉も出なくなり、目も開けなくなっていきました。
「どうしてこんなことに…」
家族みんなで自問する日々。けれど答えは見つからず、ただただ不安が募っていきます。
慣れた土地とはいえ、姉はたった一人で警察対応や病院での手続きに奔走し、その姿は本当にたくましく、尊敬の気持ちでいっぱい。
両親も初孫である裕翔の容態に、心配で眠れない日々が続き、叔母である私もこのまま意識が戻らなかったら、障害が残ったら…と、胸が締めつけられるような思いで過ごしていました。
病院からは今しっかりと診ていますと説明を受けていましたが、日に日に悪くなっていく裕翔の様子に、限界を感じた私は姉にセカンドオピニオンを提案しました。
そしてその翌日、カテーテル手術が行われ、時間がすぎていくと裕翔はほんの少しだけ目を開けてくれました。
たったそれだけのことが、こんなにも嬉しいなんて…
涙が止まりませんでした。
予定していた出張を変更し、金曜日に私も兵庫へ向かいました。
病院に到着し、ようやく医師と直接お話しできたことで、少しだけ心の不安が和らぎました。
担当医師がいらっしゃらなく別の医師の方でしたが誠実な説明、看護師の皆さんの優しさにふれ、
この病院でよかったと、心から思うことができました。
合志病院の皆さまには、本当に感謝しています。
そして何より、生きていてくれてありがとう。涙がとまらない。。。
裕翔の顔を見られただけで、今はその奇跡に心から感謝
その後、警察にも状況を説明に伺いました。
外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜下血腫、脳内出血、頭蓋骨骨折…。
これだけの重傷を負いながらも、裕翔本人がまだ話せないという理由で、捜査が進んでいない現状に対して、正直もどかしさを感じています。
でも今は、責めることよりも、裕翔の回復が何より大切。
一歩ずつでも、希望を信じて前に進んでいきたい。
そう、自分に言い聞かせながら。。。
この出来事を通して、本当に多くの方々に支えられていることを実感。
心から感謝申し上げます。
また、前向きなご報告ができるよう、祈りながら見守っていきます。