3月議会・中原みほ、町民の皆さまへのご報告と想い

今こそ、一度立ち止まり、町民の皆さまと共に考えるときだと思っております。
3月議会において、「交流拠点施設整備事業設計委託事業費」について、私は修正動議を提出し、併せて反対討論も行いました。

この事業は、今後何十年にもわたって町民の暮らしに関わる、大切な計画だからです。
だからこそ、今ここで一度立ち止まり、町民の声を丁寧に反映しながら進めていくべきだという考えのもと私は提案いたしました。

田中議員(他2名)にも賛同いただきましたが、残念ながら動議も反対討論も否決されました😭
それでも私は、「町の未来のために、いま慎重な判断が必要だ」という思いに変わりはありません。

【修正動議に関する討論】
議長、動議🙋‍♀️
(交流拠点施設整備事業設計委託事業費に関して、修正動議を求めます)
本日は、三股町の未来を左右する「交流拠点施設整備事業設計委託事業費」について、私は一度立ち止まり、設計の進め方を再検討すべきだという提案をさせていただきます。
この計画では、PFI(民間資金活用)からPPP(官民連携)への手法変更が行われました。
これにより、建設費や維持管理費を抑えながら、効率的な運営が可能になるとされています。
しかし、「コスト削減」や「効率性」だけを優先して本当に町の未来にとって最善の選択ができるでしょうか?
いま、私たちが決める施設の形が、これから何十年と町民の生活に影響を与えるのです。

だからこそ、私はここで強く申し上げます。
庁舎と多機能施設の一体化を、今こそ本気で検討すべきです。

もし、庁舎と多機能施設を別々に設計・建設してしまえば、以下の3つのリスクが生じます。
① 将来的な統合が困難になります。
「やはり一体化した方がよかった」と思った時には、設計が進んでいて手遅れになってしまいます。
設計とは、面積や構造、動線計画など、すべてが決まる重要な段階であり、このタイミングを逃せば、柔軟な修正は困難になります。
② 施設間の連携が取りにくくなります。
役場での手続き、健康相談、子育て支援、買い物など、複数の施設を回らなければならない。
また、利用者の移動負担が増え、高齢者や子育て世帯にとって大きな負担となります。
③ 建設・維持管理のコストが増えます。
一体化すれば共用できる設備も、分散すればすべて個別に整備が必要になります。
電気・水道・警備・清掃など、運営コストが増大します。

私は、町民の声が本当にこの計画に反映されているのか、改めて疑問を感じています。
・車椅子利用者が庁舎の段差で困っていた問題
・子育て中の親が、窓口を何度も行き来しなければならない現状
・買い物難民になりつつある高齢者の移動負担
こうした日常の不便があるにもかかわらず、その課題を解決できる設計になっているのか、十分な議論がされているでしょうか?

さらに、PPPの導入によってコスト削減が可能と言われていますが、以下の点が明確になっていません。
・地元の企業は設計・建設・運営に関われるのか?
・地元雇用は本当に生まれるのか?
・地域経済への還元は確実にあるのか?
・施設の管理・運営の決定権は町にあるのか?
PPPの利点として「官民連携」が強調されていますが、この連携の中で町が主導権を持ち、町民にとって本当にメリットのある形になっているのか、不透明な部分が多いのです。

私は、ただの「複合施設」ではなく、「暮らしが息づく場所」をつくりたいのです。
庁舎の中に「学び」「子育て」「健康」「買い物」「食」「防災」すべてが揃う
・1か所で手続き・健康相談・子育て支援・買い物が完結する
・ 町内のバス移動も一本化し、高齢者の移動負担も軽減する
・ 町民の交流が生まれ、にぎわいのある空間がつくられる
これこそが、町民が本当に必要としている「暮らしのハブ」です。
だからこそ私は、交流拠点施設整備事業設計委託について、設計の進め方を一度立ち止まり、町民の声を反映する時間を設けたうえで再検討する修正動議を、ここでお願いしたいのです。
これは、「反対」ではありません。「よりよい町の未来のための建設的な提案」です。
「まずは設計を進めよう」ではなく、「最初にしっかり考え、町民とともに進める」姿勢が、議員としての責任ある判断ではないでしょうか。
このまま進めることが、三股町にとって最良の選択なのか?
今この時に慎重な判断をすることが、10年後、20年後に「この町でよかった」と言ってもらえる未来につながるはずです。
私たちが見つめているのは、施設ではありません。
私たちが創ろうとしているのは、町の未来そのものなのです。
議員の皆様におかれましても、どうかこの提案に耳を傾けていただき、町民の暮らしを第一に考えた審議をお願い申し上げます。
以上、交流拠点施設整備事業設計委託事業費に関しての修正動議を求め提出いたします。

【反対討論】
議長🙋‍♀️
議長、議案第17号「令和7年度三股町一般会計予算」に関連し、「交流拠点施設整備事業設計委託事業費」の執行について、反対の立場から討論いたします。
まず初めに申し上げたいのは、私は“まちづくりそのもの”に反対しているのではありません。
町民の暮らしを支える拠点づくりに向けた取り組みには、大いに期待を寄せております。
むしろ、将来にわたって町民の暮らしを支える拠点となるこの施設を、本当に町民のためのものとして形にすることが大切だと強く感じているからこそ、その第一歩となる「設計委託」の段階で
今こそ一度立ち止まるべきだと申し上げているのです。

今回の整備事業では、手法がPFIからPPPへと変更されました。
官民連携の仕組みで、より柔軟な運営を図ろうという方向性には、私も一定の理解を示すものです。
しかし、手法が変わっただけで、中身まで本当に変わったと言えるのか?
「施設のあり方」「町民の暮らしにどう応えるのか」「地域への波及効果」
このような根本的な視点から、どれほど再検討されたのか。
その問いに対する十分な説明と合意形成が、私にはまだ見えておりません。

私は、庁舎と多機能施設の一体化は、今の三股町にとって欠かせない選択肢であると、自らの判断で確信しております。
設計とは、建物の“骨格”を決める極めて重要な工程です。
ここで「分けて設計する」と決まってしまえば、あとからの統合や連携は、構造上も財政上も非常に困難になります。
これは単なる建物の話ではありません。
町民の生活動線や利便性、日常の使いやすさに直結する、本質的な問題です。
また、設計に町民の声が本当に反映されているのか。

私は、この点にも強い疑問を抱いています。
・段差のある庁舎で車椅子の方が苦労されたこと
・複数窓口を何度も行き来する子育て世代の方々の声
・公共交通との接続が悪く、高齢者のアクセスが限られている現状

これらは“誰かの意見”ではなく、「設計の前提条件」として扱うべき事実です。
あとからワークショップで意見を聞くのでは遅い。
町民の声は、“設計が始まる前に”しっかり反映されていなければなりません。

PPPの本質も、今一度確認すべきです。
PPPとは、民間のノウハウを活かしながらも、町が主導し、町民の利益を守る枠組みです。
しかし今の進め方は、「先に設計・先に枠組みありき」で、町民の視点が置き去りになっているように見えます。
PPPを成功させるためには、
町がしっかりと主導し、町民と共につくるプロセスでなければなりません。
いかに効率的であっても、町民の納得と実感がともなわなければ、それは“開かれた公共施設”とは言えないと私は考えます。
最後に、この議場にいるすべての議員が、三股町の未来を真剣に考えていることに、私は心から敬意を表します。
だからこそ、今この段階で、ぜひとも以下の3つの問いをご一緒に考えていただきたいのです。
・本当に庁舎と多機能施設を分けてよいのか?
・設計の前に町民の声を聞く体制は整っているのか?
・PPPにおいて、町は主導権をしっかり握れているのか?
これらの問いをいま立ち止まって確認することは、決して後ろ向きな行動ではありません。
むしろ、町民と共に「より良い未来を選び取るための責任ある判断だと私は確信しております。
以上の理由から、「交流拠点施設整備事業設計委託費」の現段階での執行に反対し、再検討を求める立場で討論を終わります。

今回の議会では、この重要な議案に対して他の議員からの発言がほとんどなく可決されてしまった現実に私は率直に疑問を感じています。。。

「一度決まったから仕方ない」ではなく、「町民にとって最良の選択か」を何度でも問い直すことが、議員の責任だと私は思います。
これからも、町民の皆さまの声をしっかり受け止め、声なき声を議場に届けるという信念を大切にしながら、活動を続け三股町の未来を、誰かに任せるのではなく、町民の皆さまとともに描いて、その思いで私は行動しています。

今後も、どうぞ率直なご意見をお聞かせください。
皆さまと一緒に、よりよい三股町をつくっていけるよう、全力を尽くしてまいります。

庁舎と多機能施設の一体化のイメージ作ったのですが現実になったらいいなぁと。。。ただこちらだと地下もあり5階建で50億くらいかかってしまうので、もう2つ作りました。

想定費用
建物本体(鉄骨造3階建・延床6,000〜6,500㎡)

庁舎+多機能施設
約22~25億円
外構整備(駐車場・広場・緑地など)
平面駐車場/屋根付き広場
約3〜5億円

設備・内装・ICT・防災対応等
空調、照明、通信、防災備蓄など
約3〜4億円

設計監理・物価調整・予備費
設計、調査、インフレ調整等
約2〜3億円
→ 合計:約30〜35億円程度

→ 合計:約25〜30億円程度

実現してほしいです。