皆様こんにちは、
発言順位 6番 中原みほ です。
通告に従い質問させて頂きます。
先月、国際交流並びに視察研修を目的とし、ロンドン、フィンランド、バルセロナ、ドーハ、ニューヨークに行ってまいりました。
その中の国で、フィンランドは世界一幸せな国であるとの情報を聞き、是非一度この目で確かめてみたいと考え行動に移しました。
実際に国を訪問し自分の目でみて感じること、私の中の考えが変化しました。
フィンランドは教育や医療が無償で提供されており、「平等な社会の実現」がなされていました。
日本の税収のGDP比は約13%でありますが、フィンランドは約42%と日本より高い状況です。
社会保障の仕組み(教育や医療、国民年金や保険)が充実していました。
日本は人口減少、超高齢化社会を迎えるにあたり、国として今後の方向性を国民とともに真剣に考えていかなくていけないと強く感じました。
次にドーハは、国民一人当たりのGDPが世界第8位とトップレベルであり、教育、医療共に無償提供されている国です。人口の約半数以上は外国人労働者で構成されており、カタール人は25%程しか住んでいないことが確認できました。
実際に訪問し、現地を確認することで様々な学びがあり、様々な取り組みを理解することが出来ました。
世界を見て日本と比較すること、そして我が町は何に取り組まないといけないのか、何をすべきなのかを再認識することが出来ました。
さて、わが町も国際交流を図る機会として、三股町から高岡れんと君が世界に羽ばたいてくれる選手として、令和6年11月29日に「みまたふるさと大使」に委嘱されました。
皆様も、存じでいるかと思いますが、世界最高峰のサッカーリーグの一つである、イングランド・プレミアリーグ、サウサンプトンへの加入が内定されており、三股町から生まれた選手として、大変誇るべきことだと思います。
それでは、一般質問に移らせて頂きます。
スポーツ振興について、①令和9年に国民体育大会が宮崎県で開催さますが、三股町としてスポーツ関連に関する取り組みの強化について、どのような計画や考えをお持ちであるのか教育長のご意見を伺います。
残りの質問は順次、質問席にて行います。
宮崎県では、スポーツランドみやざきの推進や、国民スポーツ大会の開催に向けて、プロスポーツ団体の誘致や合宿の受け入れに積極的に取り組んでいます。三股町においても、三股町武道体育館が国民スポーツ大会の銃剣道競技の会場に選ばれるなど、スポーツ振興の動きが見られます。
このような背景を踏まえ、三股町として今後どのようなスポーツ振興策を検討されているでしょうか。特に、②宮崎県としてプロスポーツ団体の誘客に努めておりますが、三股町の目指す関わり(誘致を検討する競技)など町の特性を活かした具体的な構想や計画があればお聞かせください。
次の質問です。③都城市は法人を立ち上げ、プロスポーツ誘致を含めてスポーツ振興に力を入れていますが、近隣地域として連携していく取組や、考えはあるのでしょうか?
次の質問です。宮崎県では、「スポーツランドみやざき」の推進や2027年の国民スポーツ大会開催に向けて、スポーツ施設の整備が進められています。特に、隣接する都城市山之口町では大規模な総合運動公園の整備が進行中であり、本県のスポーツ振興に大きな期待が寄せられています。このような県内のスポーツ施設整備の動きを踏まえ、三股町としても、今後のスポーツ振興策を慎重に検討する必要があると考えます。そこで、教育長にお伺いいたします。④山之口に総合運動場が完成しますが、三股町としてスポーツ振興における、競技場の整備や設置を検討する考えはあるのでしょうか?
次の質問です。⑤三股町内でもサッカー人口が右肩上がりになっており、三股町出身のプロサッカー選手も誕生しました。また、三股町多目的スポーツセンターの整備により、フットサルやサッカーの練習環境も整いつつあります。さらに、本町出身のプロサッカー選手の誕生は、地域のスポーツ振興にとって大きな励みとなっています。このような背景を踏まえ、三股町として、サッカー競技場の設置や整備を検討はしないのでしょうか?
都城市、北諸県郡三股町を含めサッカー人口が増えている状況です。サッカーをされている子供達や親御さんからも、日中、ナイター共に利用可能な、サッカー専用コートを作って欲しいとの要望も多数上がってきております。
三股町内に大会のできるサッカー場を設立することで、大会地となり経済効果も期待されるのではないでしょうか?また高岡レント選手を「みまたふるさと大使」に委嘱されましたので、是非この機会にご検討、並びに計画をお願い致します。
質問6に関しては、今までの回答にて理解できましたので省略させて頂きます。
次の質問PTAについて
三股町は子育ての町として力を入れており、職員の皆様の長年のご尽力もあって県内及び周辺地域でも子育てしやすい町として知られております。また、三股町の良いイメージと、町としてのブランド力向上に寄与して頂き、「よくやってくださっている」との町民の声も聞かれており、三股町の子どもたちの為に、持続的な施策を進めて下さる職員の皆様には心から感謝申し上げます。
さて、子育てについて重要なものの1つに、教育があります。
教育の為に移住を考えるといったご家庭もあると聞きます。三股町の未来を考えた時、今いる子どもたちが健全に成長し、三股町を担いゆく人材へと育っていってもらうことこそが、最も重要な事であると考えます。
その為には、教育を実施している各学校の現場状況を把握し、平等な教育を受ける体制構築が必要であると考えます。①教育上必要最低限な備品について敵数調査、不足分の対応はどのようにされているか。例えば、消耗品やとび箱・マット等の用具類の過不足確認はどの様に管理されているのでしょうか。
また、三股町もIT教育に先駆けてタブレット導入を進めており、各学校での運用が始まっております。これからの教育を考えるにあたり、ITを活用した教育は必然であり、推進してくださった事に町への感謝の声も聞いております。ただ、IT機器も時が経てば古くなり、プログラムの更新の際の不具合や、電池消耗による使用制限が招じることがあると思います。教育現場では予備のハードがなく使いまわしている為、個人情報の管理に不安がある、充電が弱くなっているとの話も聞きます。教育現場で使われるタブレット等のIT機器の点検管理、ハードの経年劣化に対する対応やプログラムの更新はどの様に管理されているのでしょうか。先ほどの消耗品・備品の過不足確認はどの様に管理されているのかも含めてお伺いします。
質問2
近年、全国のニュースでもPTAの組織運営に対しての報道を目にするようになりました。県や市町村単位でPTAから退会されたり、市町村組織から単位PTAが退会するという話も聞いています。ただ、各PTAの皆様は、子どもたちの成長や教育環境改善の為に、日々、並々ならない思索と努力をされており、三股町においても教育現場になくてはならない存在と認識しております。しかし、PTAは任意団体であり、加入に関して個人の自由意志に任せられています。その為、PTAの役員の方を中心に、子どもたちに平等で公平な教育環境を維持していける様、地道に加入を推進していると伺っております。PTAは任意団体でありますが、子どもたちの成長促進や教育環境改善を進める組織である以上、経費もかかり、各家庭から会費を徴収して運営費に充てているのが現状で、ぎりぎりの運営費で活動している学校も存在しております。PTA加入に関して、会費がネックになってしまう事例もあり、教育環境改善に努めているPTAの苦闘が偲ばれます。
三股町としてPTAを支えて頂いている事は承知しておりますし、PTA役員の方々からも日頃の支援に対して感謝の言葉も頂けております。教育を支える立場は同じですが、教育課は学校運営に関わる全般の責任と予算を有していると認識しています。②保護者と教職員の任意団体であるPTAの予算と、教育課の予算は別会計であると認識していますが、使用用途の違いについてお伺い致します。
質問3
教育現場である学校において、児童数に対して、とび箱やマット・踏み台等の用具が足りておらず、教職員の方が毎年役場で軽トラックを借りて、他の学校に借りにいっているというお話を伺いました。教職員は、時間のある限り子どもたちに接する時間を確保して頂きたいですし、必要な事務作業も進めて頂きたいと考えています。用具が足りない状況の中で、教職員が役場に車両の借受をして他の学校の用具を借りてくる、そして授業が終わったら返却にいくという体制は健全ではないと思います。
また、消耗品の取り扱いについて、学校に裁量権が乏しく、とても狭い範囲の中から物品を選ばなければならないとのお話も伺いました。教育課が指定するリストの中にない消耗品については決裁されにくく申請の時間と手間もかかるとのお声でした。見直しの検討も必要なのではないでしょうか。③教育上必要最低限な備品や消耗品をPTAの予算で賄っている現状がありますが、適正であると判断しているのでしょうか(今後の対応に関してもお答え願います)
予算運用にあたり、計画に沿わない出費が発生した場合、町として今後どうのように対応していかれるのでしょうか。
人口減少が進む日本で、子どもの数も減っていきます。当然ながら、教育現場で使用する用具も余ってしまうという事が予想されます。教職員が動かなければ借受が出来ないという体制も問題なのではと思います。三股町として、用具を一元管理し、要望があった時に届ける仕組み作りなどの検討も必要であるかと思います。また、PTAと教育課は、子どもたちの成長と教育を支えるという共通認識に立ち、同じ土壌で活動をしている事に、三股町の未来を支えて下さっていると頭の下がる思いであり、PTAと行政職員の皆様には感謝を申し上げます。
同じ目的、同じ土壌での活動ではありますが、それぞれにおいて立場と責任の範囲は違うと認識しておりますし、行政組織と任意団体という違いもございます。お互いが補い合い、支え支えられという中で相乗効果を発揮して教育を推進していく事は、とても重要で有意義な事だと思います。今後ともぜひ、三股町の未来の為、ご尽力願えたらと思います。
では次の質問にうつります。
交流拠点施設整備事業について
1、 交流拠点施設の進捗状況はどのようになっているのでしょうか?特に、第6セクターPFI事業の実施方針が公表されましたが、その後の展開についてご説明ください。
2、 この事業による、地域経済への波及効果に関して、国の補助金や民間からの出資なども行われる予定ですが、現状民間企業は何社が出資を検討されているのでしょうか?また出資社は何社いらっしゃるのでしょうか?
3、 民間事業者の参画を促進するための具体的な取り組みと、それによる地域経済への波及効果についてのお考えはあるのでしょうか?また、交流拠点施設運営について、民間事業者がどの程度の収益予測を立て、取り組む計画なのか教えてください。
4、 交流拠点施設の運用に関して、三股町が年間を通じてどの程度の予算を充て、取り組む計画なのか教えてください。
5、 予算を運用するにあたり、計画に沿わない出費が発生した場合、町としてどうのように対応するのでしょうか?
三股町交流拠点施設整備事業は、私たちのまちの未来を左右する重要なプロジェクトです。
このような大規模事業には慎重な検討と透明性が不可欠であり、本事業は「町民とともに考え、町民とともに進める」というスローガンのもとに進められております。この理念を忠実に実行し、町民の声を十分に反映させ、この事業が三股町の未来を明るくする中で、税金の無駄遣いにならないよう細心の注意を払う必要があります。
町民一人一人が当事者意識を持ち、行政と協力してこのプロジェクトを成功に導きだせるように推進することが大切であると感じています。
三股町の未来は私たちの手にかかっておりますので、共に考え、共に行動し、真に町民のための交流拠点を作り上げていけたらと強く願います。
これで一般質問を終わらせて頂きます。