トルコ🇹🇷パシャバー

パシャバー地区にある「妖精の煙突」は、この岩に妖精が住んでいるという言い伝えからその名が付けられました。

実際には、このきのこ岩に住んでいたのは、ビザンチン時代のキリスト教の修道士であった聖シメオンで、彼らは、奇岩の内部をくり抜いて空間を作って隠れ住み、人知れず信仰を深めていたらしい。

そのため、現地では修道士の谷(Monks Valley)という愛称でも呼ばれています。

大自然の驚異ともいえる奇岩群が立ち並ぶ光景が有名なカッパドキアですが、実は初期キリスト教発展にも重要な役割を果たした地でもあったため、自然遺産と文化遺産の性質を兼ね備えた、世界でも珍しい複合遺産としてユネスコに登録されているのです。

カッパドキアの奇岩群は、長い長い時の中で自然の奇跡が生み出した芸術でした。

無数の表情を見せてくれるユニークな景観が形成されてます。